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熊本地震ボランティア活動報告

【投稿日:2016年06月23日|カテゴリ:お知らせ

2016年6月14日
御船町スポーツセンター避難所昼食の炊き出し。

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震災から2か月、被災者の皆さま大変お疲れの様子。
「野菜が不足です」との声に野菜ラーメンを提供。
同時に、地元の方々(久留米教区坊守)と合同で活動しました。
お疲れのところ、甘い甘いゼンザイを提供。
この日は大変暑かったので、かき氷が大好評でした。

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同日 御船町 南田代公民館。
150人ほどが暮らしている山の上にある集落。

ここも被災地です。炊き出しボランティアが来たのははじめてだそうです。
今年は震災のため、お祭りが中止となり、残念そうでした。
かき氷が食べれられたと、とても喜んでくださいました。

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6月15日 御船町スポーツセンター避難所夕食の炊き出し。

昨日同様、野菜が不足しているとのことなので、今日はメニューを変えて、野菜たっぷりケンチン汁うどんです。

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6月16日 益城町保健福祉センター避難所。ここには300名ほど避難しているそうです。

この日は朝から雨でしたが、まけずに炊き出しラーメンを昼食に出します。
話を聞く限り、まだまだ避難生活が続きそうです。少しでも心が和めばと思います。

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避難所で幼い女の子が「また来てね」と言ってくださいました。

こんな一言が、私たちの活動を支えているんだと実感した瞬間でした。

『常総市』の現在

【投稿日:2016年06月23日|カテゴリ:お知らせ

5月末日、常総市を各地を歩いてみました。

『平成27年関東・東北豪雨』が、茨城県常総市を襲ってからはや8カ月。
常総市は、以前のような雰囲気を取り戻しつつあります。
左が平成27年10月、右が平成28年5月です。

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しかし、ここに住む人々に改めて話を聞いてみると、まだ被害が消えたとはとても言えない状況がわかってきました。

「早い人は去年の11月には、家を修理して入居できた。でも手間取ってしまった人は、いま現在家を建てている人もいるし、中には事情があって避難している公務員住宅からまだ出られない人たちもいる」

「去年から、小さな虫や巻貝が大発生して非常に困っている。特に貝は、浄化槽の中のバクテリアを食べてしまうので、汚物が分解されず、悪臭が立ち込めてしまう」

「コメ作りの機械は全部だめ。一応収穫したが、コメを乾燥させる機械も壊れたから、カントリーエレベーターに全部頼むしかなかった。汚水に浸かったコメは出荷できないけど、一応刈り取らないと後に差し支える」

 

『被災した町』は消えつつあるけれど、『被災した人』は、今現在もそこに生きている。

半日、常総市を歩いて感じたことでした。私たちはその「人」と「人」をつなぐ活動を、これからも続けていこうと思っています。